OEMが選定した法人顧客が、適切な車両に安全にアクセスし、適切なデータとサービスを利用できるようにします。この製品は柔軟なコネクテッドカー統合オプションとAPIを提供するため、OEMの法人顧客は、エンドユーザーが必要とする機能を備えたソリューションを構築できます。自動車会社はデータ分析の機会が得られるだけでなく、車両の状態や使用状況を可視化することができます。
自動車会社は、新たなビジネスモデルとして、ビジネスも環境も持続可能な未来を創りだそうとしています。稼働率の高い社有車両の台数を増やすことで、収益の向上と環境負荷の低減を同時に実現するチャンスが生まれます。さらに、カーシェアリングなど所有者以外の人が運転する車両が増えており、車の所有は個人から企業に移行しつつあります。新しいモビリティサービスが次々と市場に導入され、消費者に提供される新しいアイデアや機能が続々と生まれています。
こうしたことから、新しいビジネスのやり方、そしてOEMによって創りだされた車両やデータ、サービスを柔軟かつ効率的に管理するための新しい方法が求められているのです。
平均すると、OEM車の60%以上がB2Bチャネルで販売されています。それらの多くは、OEMのテスト車両、リース会社やレンタカー会社、モビリティプロバイダーなど、企業の所有車両になります。所有者や用途に関係なく、共通の考慮すべきポイントは以下のものです。
• 利用率アップとROIの向上 • 環境負荷の低減とCO2排出量の削減 • 資産の健全性と効率的な配車 • エンドユーザーにとって魅力的な価格モデルと機能の設定
これらに対処し、企業が所有する車両を一台一台可視化して把握するためには、コネクティビティ、データ、企業所有車向けのサービスが重要になります。
社有車両基盤システムは、車両を構造的に整理するためのサービスを提供します。車両データにアクセスするための役割と権限が管理され、データとサービスはすべての法人顧客に安全に提供されます。当社のAPIを使用することで、OEMはモビリティプロバイダーまたは車両管理プロバイダーに車両データへのアクセスを許可できるようになります。車両管理ポータルにあらかじめ固定されたソリューションはありません。そのためOEMは、操作性を高め、ブランドロイヤリティを強化し、ユーザーエクスペリエンスの満足度を高める、豊富な機能を提供できます。
B2Bのビジネスと資産の管理を確かなものにします。社有車両基盤システムポータルと社有車両基盤システムAPIを使用することで、顧客の車両構成や車両の登録/解除が容易に行えます。
車両所有者とのビジネス契約に従って、サービスおよび機能へのアクセス権を割り当てます。社有車両基盤システムポータルは、車両と車両構成を視覚化して管理できるグラフィカルユーザーインターフェイスです。
当社のさまざまな製品パッケージは、当社のクラウドのデータとサービスを車両から直接取得することができます。既存のOEMバックエンド経由やテレマティクスコントロールユニット経由、またはAndroid Automotive OS車載アプリ経由で実行可能です。
法人顧客が、車両やコネクテッドカーのデータとサービスを、自社のプロセスとシステムに統合できるようにします。その結果、車両データを管理し、アクセスするための豊富なツールと機能が使えるようになります。
静的データ、動的データ(位置、速度、方位)、状況データ(走行距離計、燃料/バッテリー残量、タイヤ空気圧)、サービス警告など、さまざまな種類のデータを安全かつ効率的に処理します。もちろんコネクテッドサービスにも対応します。
ビジネスプロセスをサポートするために、エンドポイントをどのように開始し、使用するかについてのドキュメントを検索できます。実例やFAQ、リクエスト/レスポンス形式やデータに関する明確なガイドラインにより、統合作業をサポートします。
当社のサービスは現在、北米、EU、中国など、世界の市場の大半をカバーしています。
WirelessCarはGDPR規制とNIST規制に準拠しており、ISO:27001認証を取得しています。
車の台数が増えるとともに、データの量も増大します。当社の製品は、大量のデータに対応できるスケーラブルな構造になっています。
自動車がいつ、どこで、どのように運転されているか、ということは機密データになり得ます。すべてのデータは、データプライバシー規制に従ってタグ付けされ、安全に暗号化されて保存されます。
当社の製品は、標準化されたAPIと開発者向けマニュアルを提供しますので、リードタイムを短縮し、品質を向上させます。
当社のソリューションは、コネクテッドカー向けのデジタルサービスに特化しています。当社の製品は、あらゆるモビリティの使用に対応できるように設計されています。
社有車両基盤システムは、当社の社有車両向けクラウドベースのバックエンド製品とサービスをベースに構築されています。自動車会社は、当社の実績ある標準化されたモジュールをソリューションの一部に使用することで、法人顧客向けのコネクティビティサービスを市場に投入するまでの時間を短縮できます。同時に、安全で拡張性の高いソリューションを活用しながら、長期的にサービスを拡張していくことができます。提供したいコネクテッドサービスと、法人顧客が自社の車両サービスで利用したいデータを管理できます。外付け機器を減らし、余分なハードウェアを管理するためのロジスティクスとコストを削減することで、総所有コストを削減できます。
私たちはお客様の課題やビジョンについて学び、一緒に解決策を見つけ出したいと願っています。